2019年6月

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陸編(2):水俣

不知火海の中南部にある水俣にやってきました。 新水俣駅から肥薩おれんじ鉄道に乗り換えて一駅ですが、未だ不発弾の撤去のため運休する路線のようです。 一両ワンマンで運行している、カラフルな車体ののどかなローカル線です。 水俣駅は非常に綺麗に整備されていました。 過去の公害の歴史を乗り越え、環境首都としての再出発に自治体ぐるみで取り組んでいるようです。 水質を意識したロゴマーク。 宿泊したホテルも、ロハ […]

陸編 (1):天草・熊本

天気が崩れる予報のため早めに切り上げた第二レグですが、九州西岸に来たついでに現地の歴史文化、食料生産、環境問題などにまつわる場所を見て回りました。 停泊地の近くにある天草四郎時貞記念館。 独特の外形の建物が上天草物産館の前で異彩を放っています。 内部は写真撮影不可でしたが、ポルトガル人宣教師が乗ってきたガレオン船の1/2模型を始め、隠れキリシタン信仰の遺物を含め様々な展示がありました。特に島原の乱 […]

野母崎-天草

第二レグも遂にラストランです。 風は相変わらず強めですが、朝の海は穏やかに見えます。 強風のせいか、港内のゴミが一掃されて綺麗になっていました。 上の写真が6/18行きに立ち寄った際の野母崎港の一画の様子。 下が本日6/24復路に観察した同じ区画。 クルー達は海岸で拾ったプラスチックゴミで苗ポットを作り、自分の農園に移植するために持ち帰っています。 これから梅雨前線が北上し天気が崩れてくる予報なの […]

若松-野母崎

五島を出発する日が来ました。 テント泊組はすっかり若松の朝の日常に溶け込んでいます。 若松の植林は生育が良くなく小規模のまま廃れ、今では麓の港までシカが出てきます。 地元の方の「シカに寄生しているダニが大量にいるからキャンプはやめたほうが良い」という忠告をありがたく聞きつつも、日常生活がすでにそれ以上に豊富な虫に囲まれた二人のキャンプ組にはダニなど痛くも痒くもなく、むしろ他に人も来なくて快適な野営 […]

青木浦

地元の方々と交流しながら、若松港で一夜を明かしました。 クルー達は早速朝から地元民と交流してどんどん新しい情報を得ています。 港内には小さな船も多いです。 よく湾の奥などに漂着している発泡スチロールの浮きはこのような係留場所から出ているようです。 昨夜の煮アナゴの残りと温野菜で朝ごはん。 それでもまだ食べきれない魚はみりん干しの干物など保存食にしています。 昨日からお世話になりっぱなしのフェリー乗 […]

若松

奈良尾を去る日が来ました。 ちょうど月夜間が終わり、今朝は巻き網漁船団の出航日です。 島の人たちと一緒に先ずは船団を見送ります。(画像をクリックして動画再生可能) 昨夜のうちに十数隻の漁船が奈良尾港に集結していました。 15人のインドネシア人の漁業研修生が乗っているそうです。 次の満月まで、1ヶ月間家族と離れて対馬の海で巻き網漁を実施します。 巻き網漁の原理がフェリーターミナル二階に展示されていま […]

頭ヶ島・立串・津和崎

今日も朝から晴れで、目を閉じても瞼の裏に日が熱いくらいです。 出航してから睡眠時間が5.5時間程度でしたが、ここにきて忙しくなり昨夜は3.5時間でした。 揺れる小さな船の上で生活していると全身の感覚が周囲の自然とつながって来て、身体の中をそのまま風が吹き抜けたり光が射し抜けていくように感じ、疲労はありますが疲労感はあまりありません。 調査の記録やクルー同士の連絡を取るのにPCや携帯などの情報通信機 […]

奈良尾・若松・有川

昨日までの雨もすっかり止み、雲間から晴れやかな太陽が昇ってきました。 昨夜から今朝にかけて魚釣り専門のクルーが中層の魚を大量にゲット。 釣れ過ぎたので最後は市場価格にして数千円の魚をリリースして帰ってきました。 クーラーボックス、生け簀ともに食料は満タンです。 自分も朝の奈良尾港を見ながら朝飯前の釣り。 小さなアカエソがかかりました。鋭い歯が肉食の食性を物語っています。 釣って3分で腹を抜いて焼き […]

野母崎-奈良尾

長崎の野母崎を出て、五島列島の奈良尾に向かいます。 朝の素潜りを楽しむクルーたち。 海水の透明度も高く豊かな磯ですが、相変わらず浜辺のプラスチックゴミが目立ちます。 プラスチックの育苗ポットが捨てられていたのを拾ったクルー。 長命草(ボタンボウフウ)の苗を作り自分の協生農園に導入するそうです。 一汗流した後の朝食は、第一レグ以来船底に眠っていた古米のチャーハンに、前夜のスズキを一晩煮込んだ白湯汁。 […]

天草-野母崎

昨日に続いて好天に恵まれ、今後数日は天気は安定しそうです。 有明海を抜けた外洋への出口にある野母崎に向けて出航します。 クルーが昨夜の夜釣りで掛けた大型のスズキを絞めてから出発しました。 第一レグにも同乗したメンバー三人に加えて、第二レグは新メンバー3名を加え総勢6名になりました。 出航早々にハプニングに見舞われます。 マリーナからの出艇の際に、船長が曲がりきれずに他のクルーザーのアンカーに当たっ […]