トップ画像:シナイ半島の海陸の様子の対比。 CBD-COP14で訪れていたSharm El Sheickは、Suezの対岸にあるシナイ半島の南端にあります。 海に面したリゾート地ですが、陸上にはほとんど植生が無い岩山だらけで、旧約聖書でモーセが「十戒」を授かったと言われるシナイ山があります。 一方で、一歩海に入った浅瀬はカラフルなサンゴと固有種に満ち溢れた豊かな海洋生態系があります。 Sharm […]
フランスによって持ち去られたエジプト古代文明の遺物のうち、パリのルーブル美術館にあるものの紹介です。
Cairo滞在の合間を縫って、地中海沿岸のAlexandriaと紅海側のSuezまで足を運びました。 Alexandriaの場所: ナイルデルタの西側に位置しています。 トップ画像は夕暮れ時の Alexandria 地中海沿岸の景色です。 ナイルデルタは植生があるので蒸散による雲形成サイクルがあるのでしょう。間欠的に強い雨が降ります。 カイロから車で3時間ほどですが、全く別桁の降水量があります。風 […]
カイロ近郊での農業視察編です。 ギザより更に南へ下ったところにある、Abu Sir(地図中で赤く囲まれた地区)にやって来ました。 小規模農家が連なっており、その中の一つを訪問して色々な話を聞くことができました。 夜明け前に水牛、牛、ロバなど家畜を10頭ほど連れてきて、1日農作業し、夕方近くの家まで家畜とともに帰るそうです。 水牛舎の中の様子。見慣れぬ人が来て少し戸惑っていましたが、アルファルファや […]
エジプトの首都、Cairo(カイロ)にやってきました。 カイロと言えばギザのピラミッドです。 大きなピラミッドだけでも4つあり、その中でも最大のものが「クフ王のピラミッド」と呼ばれています。 近づくとやはり巨大です。 中には精巧に巨石をずらして組み上げることで作られた通路が上の奥へと続いています。 最奥部の棺室の石棺。 これが本当にクフ王のものだったのか、今でも諸説紛糾しているようです。 クフ王の […]
古代遺跡の見学の合間をぬって、Luxor近辺にある農園の視察も行ないました。 Luxorの西岸へ、市街を抜けて水路に沿って進むと、様々な畑がモザイク状に入り組んだ農地が広がっています。 水の引かれた畑には水鳥が集い、農民たちと午後ののどかな時間をすごしていました。 土はナイルの粘土が混ざっているせいかかなり粘性があり、乾燥すると大きく硬い土塊になります。 El Qurna という場所にあるサトウキ […]
ファラオの新王国時代(紀元前1570-1000年)に最も栄えた古代エジプトの首都、Luxorにやって来ました。 先ずは古代文明編です。 言わずと知れたルクソール神殿。アメンホテプ三世、ラムセス二世と言った強大なファラオにより建築され、アレクサンドロス大王も増築をおこなっています。 入り口に立っているオベリスクは元々一対あったのですが、右側のものはフランスに持ち去られ、現在パリのコンコルド広場に置か […]
AswanからLuxorにかけて、ナイル川を船で下りながら周囲生態系や文化遺産を視察しました。 ナイル沿いは牧草地やバナナ園などが点在していて緑が豊かなように見えますが、その向こうは一面の砂漠です。 GoogleMapの衛星写真で見ると、ナイル川の周囲にだけ緑のラインが形成されているのがよくわかります。 アスワンハイダムの建設によって、ナイルの氾濫は制圧され、サトウキビの製糖工場やアルミニウム精製 […]
11月半ばより、生物多様性条約COP14のためにエジプトに滞在しています。 ついでに、エジプトの古代から現代に渡るまでの食料生産性について知見を深めるべく、ナイル川沿いに視察を行いました。 ナイルの上流から下流に向けて下りながら視察するために、先ずは南部のAswanに向いました。 移動の飛行機はどれもCOP14の広告がついています。 Aswanと言えばアスワンハイダムです。実際にその上に立って、建 […]