国際基督教大学で講義を実施

国際基督教大学で講義を実施

研究員の河岡が 国際基督教大学(ICU)にて講義を行いました。

ICUと慶應義塾大学との合同授業です。
Sony CSL 太田氏とSynecO江尻氏と一緒に登壇し、持続可能性についての講義を行いました。
2022年から毎年講義をさせてもらっており、今年で3回目の講義となります。

講義の内容としては、気候変動や疾病の蔓延などの社会課題と生態系機能との関連について実際の例を示しながら話をしました。アフリカのサヘル地域における農地での砂漠化の逆転の話や、介護福祉施設での免疫系マーカーと認知機能が改善したケースなど、実際に生態系機能の向上により社会課題が解決しうる例を紹介しました。

講義の後は社会課題について話し合いをするワークショップを行い、現実的な解決策や理想的な解決策を話し合ってもらいました。授業後のアンケートでは「環境問題が身近な健康の課題に繋がっている事を知り驚いた」「非常に興味深かった」「企業活動が自然環境と関係しているということを知ることができた」というコメントが多く寄せられていました。
次世代を担う人々に生態系機能と中長期的な社会課題について共有することの重要性を感じました。