2019年3月

山中湖村で協生農法について講演

3月24日に山梨県南都留郡山中湖村のFood Court SANKAKUにて協生農法の勉強会が開催され、当法人の太田が講演してきました。 今回この会をコーディネートしてくださった脳外科医の荘司さんの案内で山中湖村へ向かい、到着後は主催であるGOJAPAN次世代農業研究会の荒山さんにご本人がこれから協生農園を立ち上げる予定だという土地を見せていただきました。 テニスブームの頃にたくさんつくられたテニ […]

桜自然塾の視察旅行に参加(4):鹿児島県指宿市

指宿(いぶすき)に新設予定の協生農園候補地に向かいます。 車を農道に止めて、周囲の地形や植物を調べながら耕作放棄地となった奥へ入っていきます。 細い道沿いには様々な有用植物がありました。   左右に盛り上がっていた藪が開け、農園予定地が見えてきました。 元々グアバの苗木園として使っていた場所で、今でも400本を超えるグアバの果樹が残されています。 この場所にはピンクと白の二品種が植えられ […]

桜自然塾の視察旅行に参加(3):宮崎通過ー鹿児島県 桜島ー指宿

三日目は、協生農法南西諸島ネットワークの1つの要となる鹿児島県指宿市の農園予定地の視察に向かいました。 午前中は大分県津久見市から宮崎県を通過し鹿児島まで、道路沿いの土地利用や植生について議論しながら進みます。 高く育ったスギ・ヒノキ林の中でも、ヤマザクラだけは鳥による播種伝搬で定着し、ちょうどこの時期の花が見頃です。 途中のパーキングエリアで植物の観察をする面々。 竹林も上から覆い尽くし、動物は […]

桜自然塾の視察旅行に参加(2):大分県津久見市

桜自然塾との視察旅行二日目は、野人・大塚氏の故郷である大分県津久見市に向かいました。 四国の佐多岬から大分の佐賀関へ、一時間あまりのフェリーの旅です。 佐賀関から南下すると、高校時代まで大塚さんが過ごした津久見市四浦半島(ようらはんとう)が見えてきました。 先端に保戸島が見えます。 「この湾では小学生の時に電気クラゲの群れに突っ込んで失神した。」 「ここでは高一の時に電気クラゲに刺されて今でも手首 […]

桜自然塾の視察旅行に参加(1):高知県吾川郡

当社団代表の舩橋が、協生農法の社会実装を進める(株)桜自然塾の視察旅行に参加し、協働するスタッフのルーツをより深く理解するとともに、南九州における協生農法の今後の展開地の視察を行いました。 初日は伊勢協生農園のある三重県伊勢市から、明石大橋を渡って四国の高知県吾川郡まで向かいました。 桜自然塾を支えるスタッフの生まれ育った場所でもあり、険しい山と綺麗な水に囲まれて栄える小さな集落です。   […]

サハラの呼び声: 8. サハラの森へ(CARFS設立)

アフリカ協生農法研究教育機関(CARFS)。ブルキナファソを中心とし、サブサハラ諸国に協生農法のトレーニング・普及活動を展開し、将来的に大学レベルの学位取得を含む研究教育機関として、3つの省庁とワガドゥグ大学、そしてUNESCOの支援を受けて発足した組織だ。 そこにはこれまで関わった人々の幾世代にもわたる祈りが流入していた。 砂漠化は貧困を呼び、貧困は争いを生み、出口のない苦の連鎖が人々を縛ってき […]

サハラの呼び声: 7. 新体制を口説け

ファダを去る日が来た。 いつも日陰に座っている初老の門番が優しく私の手に触れ、目を細めて言った。 「神があなたに、より賢さを与えますよう」 静かな敬意だった。素っ気なさすぎるほどの別れでも、人より自然が常に大きいこの地では、それが風景に溶け合い、いつまでも変わらぬもののように感じられた。 「私は神より人の意志を信じている。神は自ら救うものを救いたもう、だ」 ゆっくりと巻き上がる砂塵に霞む村を振り返 […]

サハラの呼び声: 6. 雨期を待ちながら(第二回アフリカシンポジウム)

2017年になると、国政が安定化する傾向に入り、現地の治安状況は改善していた。 5月、私たちは再びファダを目指して車を走らせていた。 相変わらずの悪路に空調系統が故障し、車内は釜戸の中にいるような暑さだった。今が一番乾季の残暑が厳しい。 5月に始まるはずの雨季も、今年は大分遅くにずれ込んで、まだ間欠的な雨しか降っていなかった。 熱を孕んだ風は重い。 数日間40度を超える酷暑が続いた後、空は砂塵色に […]