桜自然塾の視察旅行に参加(1):高知県吾川郡

桜自然塾の視察旅行に参加(1):高知県吾川郡

当社団代表の舩橋が、協生農法の社会実装を進める(株)桜自然塾の視察旅行に参加し、協働するスタッフのルーツをより深く理解するとともに、南九州における協生農法の今後の展開地の視察を行いました。

初日は伊勢協生農園のある三重県伊勢市から、明石大橋を渡って四国の高知県吾川郡まで向かいました。

桜自然塾を支えるスタッフの生まれ育った場所でもあり、険しい山と綺麗な水に囲まれて栄える小さな集落です。

 

狭い川筋を有効活用するために、家は水面の上まで張り出し、忍者屋敷のように垂直に複雑な形で組み上がっています。

よく見ると、後部荷台を外に突き出すことでかろうじてトラックが収容できている水上車庫があります。

川の上には小さな羽虫が飛び交い、それらや川石の苔を食べるであろう魚がたくさん生息していました。

夕暮れ時に観察しただけでも、アマゴ、コイ、ハヤ類が確認できました。夏にはアユがたくさん遡上するそうです。

川辺にはナノハナ、クレソン、ハナニラなどの有用植物が群生。

家からの排水溝の有無によって、下に生えている植物は風味が異なるようでした。

エジプトのNilometerのような水面レベルを測定する標識。

対岸にある下水管のパイプがむき出しであることから、現在では氾濫時も水位がそこまで到達しないであろうことがわかります。(むき出しのパイプは流木などで破損してしまうため、最大水位より上に設置されているはず。)

夕食はスタッフのご実家の横にある旅館で、土佐のカツオやちらし寿司をいただきました。

地酒「司牡丹」で乾杯。土佐では「差しつ、差されつ」する時は、互いに自分の杯を相手に渡して飲んでもらいます。