諏訪之瀬島(1)
- 2018.07.21
- 研究航海
とうとうやってきました、諏訪之瀬島です。 この島が無ければ、協生農法は生まれなかった。 そう思うと、運命的な巡り合わせを感じます。 島裾は雨でけぶり、大空には噴煙と雲を従えている。 何か善も悪も破壊してしまいかねないようなパワーを湛え、大きな質量が渦巻く島。 不思議と意識が惹きつけられ、見るたびに魅了される島です。 エンジンも快調、諏訪之瀬水道の3メートルのうねりを超えて、東寄りの風を受け7ノット […]
とうとうやってきました、諏訪之瀬島です。 この島が無ければ、協生農法は生まれなかった。 そう思うと、運命的な巡り合わせを感じます。 島裾は雨でけぶり、大空には噴煙と雲を従えている。 何か善も悪も破壊してしまいかねないようなパワーを湛え、大きな質量が渦巻く島。 不思議と意識が惹きつけられ、見るたびに魅了される島です。 エンジンも快調、諏訪之瀬水道の3メートルのうねりを超えて、東寄りの風を受け7ノット […]
小宝島から生物相が変化する「渡瀬ライン」を超えて、悪石島に向かいます。 トローリングでツムブリをゲットしました。 悪石島は、その名の通り今にも落石がありそうな急勾配の島です。 火山活動によって強力に隆起した様がまざまざと観察できます。 遥か下の港に我々のヨットが停泊しています。 急勾配の途中にある、対馬丸慰霊碑。同世代を生きた花田船長は言葉少なめでした。 荷積岬からの絶景。 下に降りる階段が中空で […]
宝島からすぐ隣の小宝島に向けて出港しました。 2時間程度の予定なのですぐに着くだろうと思いきや、エンジントラブル。 名瀬-宝島間でも白煙を上げていたエンジンがついにオーバーヒートで止まりました。 この日は風もないため帆をあげても梶が効かず、ひたすら潮に流されるばかり。 漂流状態に陥りました。 漂流しながらエンジンを調べる花田船長。 この船内機は直接冷却式のため、冷却用の海水が配管の細い部分に潮詰ま […]
奄美大島の古仁屋から名瀬へ移動し、トカラに向けた壮行会を民謡居酒屋「かずみ」で行いました。 翌朝、トカラ列島の宝島に向けて出航。 途中でスマガツオが釣れました。 宝島に着。 隆起サンゴ礁と砂丘の植生で、タモトユリが群生していました。 (後に、タモトユリは口之島の固有種であることがわかり、宝島にあるのはテッポウユリと思われますが、島の方から聞いたことをそのまま掲載しています。) 一方で、漂着した大量 […]
小さなヨットを持続可能な技術の実験場にして、多様な生態系と社会の間でサバイバルしながら研究航海を行う。 方向性が見えてきたところで、他の団体の取り組みにも目を向けました。 私が兼任するJAMSTECでは、地球深部探査船「ちきゅう」を用いて、地球の構造や生命の起源に関する研究航海を行っています。 また、Tara Pacific号の研究航海は、大きなヨットに研究者を乗せて世界各地の海洋生態系、特に生物 […]
台風8号が接近する前に、加計呂麻島の調査を慣行しました。 加計呂麻島はヨットが避難している阿鉄湾の向かいにあり、奄美群島国立公園の一部です。非常に入り組んだ地形で、奥まった小さな湾がそこらじゅうにあります。 石垣漁跡、マングローブ林、シオマネキの一種の北限地、奄美真珠の養殖地などを見学しました。 台風7号の影響か、浅瀬では赤土が流出しているのが見て取れます。安脚場の砲台跡は、一年前の土砂崩れ以来閉 […]
奄美では台風8号を避けて阿鉄湾に避難しました。 阿鉄湾に避難係留 – Spherical Image – RICOH THETA ここでも釣り名人のクルー(プロダクトスポンサーSacana)のおかげで、食糧には困りません。ヒトスジタマガシラやヤミハタなどをゲット。 ワインの差し入れがあったので、急遽イタリアンになりました。 奄美北部ではシュノーケリングで海中観察。 奄美北部 […]
台風7号の通過後に、名護市から与論島へ向けて出航しました。 避難してきたタンカーたちの間を縫って出航します。 タンカーの間を縫って仲尾次港から脱出 – Spherical Image – RICOH THETA すると、突然エンジン停止。すかさずジブセイルを開いて風の力だけで走りながら修理します。 停泊中に燃料パイプにエアーが混入していたことが原因のようでした。ディーゼルエ […]
数日前まで全く穏やかだった海ですが、台風7号が発生し急速に発達しながら北上してきました。 我々の航路よりは南を通過しますが、海が荒れる可能性があり、夜も揺れないところに停泊するために避難しなければなりません。 奄美方面に逃げると、途中の島には避難できる場所が少なく、さらに海が荒れたり夜になってしまうと着岸も困難になります。 地元の人たちに聞きながら選んだ先は名護市の北西側の入江。 曲がりくねった細 […]
再び宜野湾を出て、向かった先は伊江島。 途中でシイラがトローリングにかかりました(トップ画像)。 伊江島近辺は快晴で穏やかで暑い海でしたが、本土では雨が降っています。 シイラの夕食。刺身以外のレシピを知っているクルーが調理して美味しくいただきました。 一泊した翌日は、伊江島で最も目立つ城山(ぐすくやま)に登りました。 特産の小麦などの農地や伊江牛の畜舎の配置がよく見えます。 伊江島城山にて […]