加計呂麻島
- 2018.07.10
- 研究航海
台風8号が接近する前に、加計呂麻島の調査を慣行しました。
加計呂麻島はヨットが避難している阿鉄湾の向かいにあり、奄美群島国立公園の一部です。非常に入り組んだ地形で、奥まった小さな湾がそこらじゅうにあります。
石垣漁跡、マングローブ林、シオマネキの一種の北限地、奄美真珠の養殖地などを見学しました。
台風7号の影響か、浅瀬では赤土が流出しているのが見て取れます。安脚場の砲台跡は、一年前の土砂崩れ以来閉鎖されたままでした。
畑の周囲は一面フーチバー(ニシヨモギ)だらけ。
見事に茂った武名のガジュマル。
「実久ブルー」の名で有名な実久湾を望む。
風情のあるサンゴの石垣。オオイタビを絡ませて更に強度を上げているようです。
そして真っ赤な花を咲かせるデイゴの巨木の並木道。すでに花期は過ぎていましたが、琉球時代の交易地の目印となったそうです。
台風8号の接近の影響で、帰りのフェリーが欠航。
取り残された人たちと、船をチャーターして古仁屋に渡りました。漁船やヨットではなんでも無い波風でも、巨大なフェリーは欠航してしまいます。
古仁屋で二泊して台風8号をやり過ごし、心身ともに休養させます。
郷土資料をあさったり、古仁屋の川を観察したり、地元の人々と交流しているうちに瞬く間に過ぎてしまいました。
古仁屋はごはんがおいしく、人々が親切です。
地元の人曰く、28年間7月の第一日曜日に開催されていたシーカヤックの世界的なレースが天候不順で中止に追い込まれたのは、今年が初めてのようです。
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