加計呂麻島

加計呂麻島

台風8号が接近する前に、加計呂麻島の調査を慣行しました。

加計呂麻島はヨットが避難している阿鉄湾の向かいにあり、奄美群島国立公園の一部です。非常に入り組んだ地形で、奥まった小さな湾がそこらじゅうにあります。

石垣漁跡、マングローブ林、シオマネキの一種の北限地、奄美真珠の養殖地などを見学しました。



台風7号の影響か、浅瀬では赤土が流出しているのが見て取れます。安脚場の砲台跡は、一年前の土砂崩れ以来閉鎖されたままでした。

畑の周囲は一面フーチバー(ニシヨモギ)だらけ。

見事に茂った武名のガジュマル。

「実久ブルー」の名で有名な実久湾を望む。

風情のあるサンゴの石垣。オオイタビを絡ませて更に強度を上げているようです。

そして真っ赤な花を咲かせるデイゴの巨木の並木道。すでに花期は過ぎていましたが、琉球時代の交易地の目印となったそうです。

台風8号の接近の影響で、帰りのフェリーが欠航。

取り残された人たちと、船をチャーターして古仁屋に渡りました。漁船やヨットではなんでも無い波風でも、巨大なフェリーは欠航してしまいます。

古仁屋で二泊して台風8号をやり過ごし、心身ともに休養させます。
郷土資料をあさったり、古仁屋の川を観察したり、地元の人々と交流しているうちに瞬く間に過ぎてしまいました。

古仁屋はごはんがおいしく、人々が親切です。

地元の人曰く、28年間7月の第一日曜日に開催されていたシーカヤックの世界的なレースが天候不順で中止に追い込まれたのは、今年が初めてのようです。