桜自然塾にて研修 (3)
- 2019.06.03
- 活動報告
最終日は社団の伊勢詣で&水源探訪ツアーです。
伊勢神宮とは異なる系列の、天の岩戸と呼ばれる神社と名水百選にもなっている恵利原の水穴にて山水を採取。
採取直後よりも時間が経って常温になった方が美味しさを感じる水でした。
さらに上に山道を登ると、二種類の木が癒合した御神体が祀られていました。
社の形は、エジプト調査で見た神殿の最奥のチャンバーに格納されているものとよく似ています。
山道の帰りに、ヒルに吸血されていることが発覚。水源が豊かなのでヒルの絶好の生息地なのでしょう。
メンバーの首筋から、
足から器用に這い上がり吸血してくるヒル。
タバコや線香で焼かないと口を離してくれない為炎症が広がるのですが、今回は持っていなかったので仕方なく手でつまんで除去。
その後、内宮近くの豆腐屋で昼食をとっていると、
メンバーの一人の吸血跡から血が止まりません。
ヒルは溶血性の物質を出して吸血する為、血液が凝固せず、おしぼりを変えても流血が止まりません。
そこで植物活用の出番です。
メンバーの一人が河原のヨモギを見定め、採取。
止血作用がある為これをよく揉んでから吸血跡に貼って固定します。
二ヶ所目の水源として、内宮奥の金銘水を採取。
原生林の下の岩盤を幾重にも通過したせいか、恵利原の水とは異なるまろやかな味がします。
レモンの木のアゲハの幼虫。普段は虫が苦手な人も、生態系の中でそれぞれの役割を認識した上で見ると改めてその仕組みの中にいる自然さを発見したようでした。
今回採取した山水や野菜は、翌日に協生農法プロジェクトのステークホルダーを集めた懇親会にて振舞われました。
-
前の記事
桜自然塾にて研修 (2) 2019.06.02
-
次の記事
研究航海第二レグ:熊本ー天草 2019.06.15