Dubai World Expo 2020 へシネコ茶を提供
- 2022.02.19
- 協生茶園
2020年の開催予定以来、コロナで延期されていた World Expo 2020 がドバイで開催されています。
2/17-23 の food week 期間中、Sweden Foodtech による Synecoculture 紹介イベントに、大磯農園から収穫したお茶を提供しました。
時期的に2月なのでまだ新芽はありませんが、去年の移植より残っている茶葉を収穫しました。
3人で30分摘んで、250gほどの茶葉を選定しました。
揚げ底の鍋で2−3分蒸して柔らかくします。
冬の間じっと耐えてきた硬い茶葉の内側に秘められてきた香りが広がります。
本来はここから揉んだり発酵過程がありますが、急遽 World Expo への提供に間に合わせるために今回は簡易版の製茶です。
煎茶にするために火をかけて煎ります。
最初はIHつき土鍋でのんびりと始めましたが、とても時間がかかり土鍋も傷むため、ガス火とフライパンに変更して煎り上げました。
70℃の乾燥機で仕上げたらミルで粉砕し、ティーバッグに詰めて完成です。
早速テイスティングです。
お湯95℃のお湯で40秒抽出して飲み比べます。
左が伊藤園の慣行のお茶、右が今回作ったシネコ茶です。
今回の簡易製茶によるシネコ茶は、色が鮮やかで味が軽くクリアですが、若干青臭さが際立つ印象です。後味はクリアです。一方の伊藤園は、甘みがあり若干ねっとりと口に残る感じがあります。
これまでに行ってきた番茶の成分分析とも整合性がある味わいでした。
World Expo 2020 では、Sweden Foodtech が Synecoculture について紹介し、シネコ茶の試飲を行いました。
舩橋真俊がオンラインで参加し、Johan Jorgenshen と対談を行いました。
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