協生農法とは

協生農法とは

無耕起、無施肥、無農薬、種と苗以外一切持ち込まないという制約条件の中で、植物の特性を活かして生態系を構築・制御し、生態学的最適化状態の有用植物を生産する露地作物栽培法です。

協生農法の5W1H

なに?  What

協生農法とは、「無耕起、無施肥、無農薬、種と苗以外一切持ち込まないという制約条件の中で、植物の特性を活かして生態系を構築・制御し、生態学的最適化状態の有用植物を生産する露地作物栽培法」です。(出典:協生農法実践マニュアル
シネコカルチャー(Synecoculture)とは、協生農法の英語名です。(出典:Synecoculture manual

なぜ? Why

現在、地球上では史上かつてない速度で野生生物の絶滅が進行しており、その主要因として大小様々なスケールで行われている農業による生態系破壊が挙げられます。
また、農業における大量の物質資源の消費は、地球の物質循環を破綻させ、気候変動を引き起こし、海洋生態系を脅かしています。
生産性を重視するために使用してきた肥料や農薬は、食の安全と健康にとって大きなリスクを孕んでいます。
更なる人口増加が進む今、我々の健康と地球の健康を両方取り戻すには、生態系を破壊しない方法へ食糧生産を転換することが決定的に重要です。
特に、世界の農地の9割で耕作し、主要農産物の8割を生産する小・中規模な農業が、生物多様性を損なわずに生産する方法へ転換することが必要です。

誰が? Who

協生農法は、(株)桜自然塾 大塚隆による原形を元に、(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)   舩橋真俊による科学的定式化と検証を経て、実践と改良を重ねています。
現在日本では、家庭菜園規模を中心とする実践者がSNSコミュニティーを形成しています。
三重県伊勢市の(株)桜自然塾において、大塚隆による協生農法の講習会が定期的に開催されています。
一般社団法人シネコカルチャーは、協生農法の科学的研究成果の社会還元と普及活動のために、舩橋真俊によって設立されました。大塚隆が顧問として参画しています。
海外には、アフリカ・ブルキナファソに協生農法研究教育センターが設立されています。

UNESCO UniTwinプログラムの複雑系ディジタルキャンパスにもヴァーチャルラボを設立しています。
協生農法は、周囲の自然界に開かれた小さな土地があればどなたにでも実践できます。

いつ? When

(株)桜自然塾 大塚隆による原形の実験 2008-
Sony CSL 舩橋真俊による科学的定式化と検証 2010-

Sony CSL を通じて、UNESCO UniTwin 複雑系ディジタルキャンパスに加入 2014-
アフリカ・ブルキナファソに協生農法研究教育センターの設立 2017-
一般社団法人シネコカルチャーの設立 2018-

どのように? How

協生農法は、生産性と生物多様性を新しい形で両立する食糧生産法として、生態系を活用する多様な経験知と科学的な検証を元に生まれました。
詳しくは、協生農法実践マニュアルをご覧ください。