2019 年
アフリカ協生農法研究教育機関(CARFS)。ブルキナファソを中心とし、サブサハラ諸国に協生農法のトレーニング・普及活動を展開し、将来的に大学レベルの学位取得を含む研究教育機関として、3つの省庁とワガドゥグ大学、そしてUN…
阅读文章ファダを去る日が来た。 いつも日陰に座っている初老の門番が優しく私の手に触れ、目を細めて言った。 「神があなたに、より賢さを与えますよう」 静かな敬意だった。素っ気なさすぎるほどの別れでも、人より自然が常に大きいこの地で…
阅读文章2017年になると、国政が安定化する傾向に入り、現地の治安状況は改善していた。 5月、私たちは再びファダを目指して車を走らせていた。 相変わらずの悪路に空調系統が故障し、車内は釜戸の中にいるような暑さだった。今が一番乾季…
阅读文章「アンドレ。お前は死が怖くないのか。いつそんなつまらん悪党どもに殺されるかもしれないのに、それでも護衛もなしに行くのか」 「マサ、俺は神を信じている。神に全てを委ねて楽しく行くだけだ。」 「そんな言葉は聞きたくない。だが…
阅读文章「バスターレ、マサターレ。ハハーッッ」 バスタレは会うたびに自分の名前と私の名前をかけて意味不明のジョークを飛ばした。まるで高校生の飲み会だ。 しかし、ちゃらんぽらんなようでいて幾つものバー(Maquis)を経営し、女の…
阅读文章最初の滞在以降、ブルキナファソでは新たにクーデターが勃発し、度重なる反乱部隊と政府軍の衝突で、首都は騒然となっていた。 私が滞在したすぐそばのホテルでは大規模なテロ事件が発生し、銃撃戦の末30人の滞在客が犠牲になった。 …
阅读文章日本に帰って数週間すると、参加者の一人からメールが届いた。 「協生農法に興味がある。是非、うちの団体で実験してみたい。」 後に共にサブサハラに協生農法研究所を設立することになるアンドレ・ティンダノだ。 先ず実験地の条件を…
阅读文章「サハラの呼び声」は、2017年7月より2018年4月まで、SonyCSLのメールマガジン「T-pop News」に当法人代表の 舩橋真俊 が連載したノンフィクション小説です。 五井平和財団における講演会と連動して、協生…
阅读文章社団法人シネコカルチャーにお寄せ頂いた寄付金は、主に以下の用途で使用させて頂く予定です。 ・当社団の講師が講演会などで出張する際に、協生農法の普及にとって重要な僻地など、場所によって交通費に大きな差が出る為、主催者側の経…
阅读文章